リフォームは、ちょっとした改修(クロス貼替など)と、少し大掛かりな改修(または改造)に区別できます。
汚れや変色、鉄部のサビなど、使用による劣化を元どおりにしようとするものです。ちょっとしたお手入れで、使い勝手がよくなります。特に鉄部の塗装などは、一定の時期に行わないと、サビが一気に進みますので、定期的なお手入れをお薦めします。
フォームの区別 発生箇所    具体的な状況(例)
身近な改修 内装の劣化 ・床のきしみ
・クロスのはがれ
・塗装のはがれ
・建て付けが悪い
・木製ドアのがたつき
・畳のすり減り
・結露がひどい
設備の不具合 ・風呂釜の不具合
・排水不良
・換気扇の音がうるさい
・臭気
・カビが発生
屋根・外装の劣化 ・ペンキのはがれ
・鉄部のサビ
・雨漏り
・屋根の変色
・外壁の変色
使用による劣化の回復だけでなく、家族構成や生活の変化に応じて、使い勝手や快適さを、工事により加えようとするものです。設備類(電気や水道など)に関わるものが多くなりますので、衝動的にリフォームを始めるのでなく、十分な打合せが必要です。
リフォ ームの区別   具体的対応策(例)
生活の変化や使用者の変更 バリアフリー化具体例 ・段差の解消
・玄関の車椅子の出入りを 楽にしたい
・手すりをつける
・動線短縮
・昇降機設置
・廊下・間口の拡大
・高齢者・障害者対応浴室設置
・高齢者・障害者対応トイレ設置
家族構成の変化 ・間取りの変更
・2世帯住宅化
・増築収納場所を増やしたい
・ウォークインクローゼットにしたい
情報化対応 マルチメディア対応 ・情報回線設置
・BS・CATV対応
ホームオートメーション化 ・遠隔操作設備設置
・自動点灯照明装置
・その他センサー設置
防犯対策・安全化 セキュリティ強化 玄関を二重ロックにしたい
・オートロックシステム導入
・裏口に自然点滅の照明
・器具をつけたい
・セコムをつけたい
・ガス漏れ警報機をつけたい
快適性向上 水廻り環境の改善 ・浴室設備改善具体例
・洗面設備改善
トイレの改善具体例
台所使い勝手の検討や改善
具体例
・配管の更新
空気環境の改善 ・空調・換気機器類の点検、交換
・結露防止
・床暖房設備
光・音環境の改善 ・照明器具の取り替え
・防音窓設置
・防音壁設置
・出窓にしたい
・ブラインドを付けたい
エクステリア ・駐車場に屋根をつけたい
・門扉などの色を塗り替えたい
省エネルギー化・省力化・効率化 省エネルギー化 ・省エネ機器設置
・断熱材の設置
・断熱サッシ設置
自然エネルギーの利用 ・太陽熱温水器設置
・太陽発電器設置
・風力発電したい
イメージの向上 外観イメージの向上 ・外壁更新
・屋根デザイン更新
内観イメージの向上 インテリア(具体例
・小物をコーディネートしたい
ガーデニング ・ガーデニングを楽しみたい
・緑化したい
エコロジー ・生ゴミの処理

5年ごとの主な修理・修繕(主なもの)
● 5年目 塗装の塗り替え
●10年目 中規模修繕
●15年目 塗装の塗り替え
●20年目 大規模な修繕
建築の長寿命化という視点で見た場合、リフォームは計画的・定期的に行われることが望ましい。
しかし、リフォームは潜在的なニーズがあっても、強い外的要因がない限り、それ自体いつ着手しなければならないという、時期的切迫性がない方が普通であります。建物の使用者やオーナーは、少々我慢すれば何とか使用継続が出来る場合、資金不足の不安から、リフォームを先延ばしにする傾向が強いようです。

こうした事態を解消し、リフォームの実施を促す助成策が国の行政施策の体系に位置づけられているものもあります。
例えば、高齢化の進行に伴うバリアフリー化の促進のため、国土交通省及び厚生労働省では関連施策を実施し、バリアフリー化に伴うリフォームへの支援を行っています。

1. 住宅改造の相談・助言
  増改築相談員制度など、国交省関連施策2事業、厚労省関連施策4事業、両省共同の関連施策1事業
2. バリアフリー化の普及促進
  長寿社会対応住宅設計指針の策定など、国交省関連施策3事業、厚労省関連施策2事業
3. バリアフリー住宅の供給
  ケアハウスの整備など、国交省関連施策6事業、厚労省関連施策2事業、両省共同の関連施策1事業
4. 入居の優遇
  高齢者・障害者世帯への公営住宅への入居優遇など、国交省関連施策2事業
5. バリアフリー化の支援
 
【バリアフリー化の支援】